「英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2025/26」ラインナップ発表

Art

英国舞台芸術の最高峰、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスのオペラ&バレエを映画館で楽しむ「英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ」が、2025/26シーズンがラインナップが発表された。2025/26シーズンはバレエ5作品・オペラ4作品。その第1作品目として、
2025年12月19日(金)からオペラ「トスカ」が公開される。

オペラは「トスカ」、「椿姫」、「ジークフリード」と「魔笛」

オペラの幕開けは、新音楽監督ヤクブ・フルシャ指揮による プッチーニ「トスカ」。愛と陰謀が交錯するドラマチックでスリリングな人気作品を、アンナ・ネトレプコ、フレディ・デ・トマーゾら世界的スターが演じる。

シネマシーズン2025/26のトップを飾る「トスカ」

続いて、ヴェルディの不朽の名作「椿姫」が登場。アルバニアの歌姫エルモネラ・ヤオがヴィオレッタを演じる。

「椿姫」@ Royal Opera House

さらにワーグナーの大楽劇〈ニーベルングの指環〉第3作「ジークフリート」が新演出で登場。話題を呼んだアントニオ・パッパーノ(指揮)&バリー・コスキー演出による第3作目だ。1作目「ラインの黄金」、2作目「ワルキューレ」に続く3作目の主人公ジークフリードの冒険と宿命が壮大に描かれる。

「ジークフリード」

最後のオペラはモーツァルトの「魔笛」。王子タミーノとパミーナ、そして夜の女王が織り成す幻想世界を、女性指揮者マリー・ジャコがどのように紡ぎだすのか、注目だ。

「魔笛」@Royal Opera House

バレエは「リーズ」、「くるみ」、「ヴァージニア・ウルフ」、「ジゼル」、そして「シンデレラ」

バレエ作品のトップを飾るのは、ロイヤルの十八番の一つともいえるアシュトン「リーズの結婚」だ。田園風景を舞台に繰り広げられるリーズとコーラスの恋物語。フランチェスカ・ヘイワードとマルセリーノ・サンベのカップルはキャラクターにもぴったりで実に楽しみだ。

「リーズの結婚」フランチェスカ・ヘイワード ©ROH-2016.-Photographed-by-Helen-Maybanks_lo

冬の定番、ロイヤル・バレエの決定版 「くるみ割り人形」も注目。ロイヤル・バレエのくるみ割り人形は物語もドラマチック。クララとハンスペーターの若い2人が迷い込む夢の世界と、その後の余韻に心温まる名作である。

「くるみ割り人形」

さらにヴァージニア・ウルフの精神世界に踏み込んだウェイン・マクレガー振付「ウルフ・ワークス」が久々の登場。マックス・リヒターの音楽とともに、忘れがたい体験を生む話題作である。

「ウルフ・ワークス」

ロマンティック・バレエの最高峰「ジゼル」は、高田茜&スティーヴン・マックレーが主演。ピーター・ライト演出の名作を大スクリーンで楽しめるのは実にありがたい。

「ジゼル」

このほか「ンデレラ」は再上映。主演は金子扶生&ウィリアム・ブレイスウェルによる、ゴージャスかつ透明感も感じさせる華やかな舞台だ。

「シンデレラ」©2024-Sebastian-Nevols_Hires

コメント

タイトルとURLをコピーしました