「パリ・オペラ座 IN シネマ 2026」、1月から期間限定でバレエ2作品を上演

arTvel アートヴェル Ballet

フランスの舞台芸術の殿堂パリ・オペラ座で上演された選りすぐりの作品を映画館で鑑賞する「パリ・オペラ座 IN シネマ 2026」が、2025年に引き続き今年も上映される。期間は2026年1月23日(金)~3月19日(木)まで、2作品をそれぞれ1週間の期間限定だ。

今回はバレエ2作品。
パリ・オペラ座自体でも久々の上演となったルドルフ・ヌレエフ振付による『くるみ割り人形』と、アンジュラン・プレルジョカージュ振付『ル・パルク』だ。

『くるみ割り人形』は、ドロテ・ジルベールとギヨーム・ディオップが主演。豪華な舞台装置や衣裳に加え、少女マリー(クララ)がドロッセルマイヤーにほのかな恋心を抱きつつ、大人の階段を上がるという、ヌレエフ版ならではの独特な解釈も見どころとのひとつとなる。パリ・オペラ座で長らく上演されていなかったヌレエフ版「くるみ」をジョゼ・マルティネス監督が2023年に復刻上演したことで話題を呼んだ作品だ。

Ⓒ Agathe Poupeney OnP

『ル・パルク』は、2025年に惜しまれつつ引退したマチュー・ガニオと、コンテンポラリー作品で高い評価を得るアリス・ルナヴァンが出演。ガラ公演ではしばしば上演され、またフランスの航空会社のCFでも使われたことのある、「解放のパ・ド・ドゥ」で有名な作品の全幕を目にすることのできる機会でもある。

Spectacle du ballet Le Parc, un ballet d’Angelin Preljocaj au Palais Garnier
上映情報

■DATA
『パリ・オペラ座 IN シネマ 2026』
2026年1月23日(金)よりTOHOシネマズ 日本橋 ほか全国公開

■バレエ『くるみ割り人形』 (原題:The Nutcracker)
公開日:2026年1月23日(金)~1月29日(木)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
振付:ルドルフ・ヌレエフ
指揮:アンドレア・クイン
出演:ドロテ・ジルベール、ギヨーム・ディオップ、ロクサーヌ・ストヤノフ、エロイーズ・ブルトン、ジェレミー=ルー・ケール、トマ・ドキール、マリーヌ・ガニオ、イネス・マッキントッシュ、シュン・ヴィン・ラム
映像監督:フランソワ・ルシヨン
2023年12月16日・19日 パリ・オペラ座バスティーユにて収録

■バレエ『ル・パルク』 (原題:Le Parc)
公開日:2026年3月13日(金)~3月19日(木)
音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
振付:アンジュラン・プレルジョカージュ
音響創作:ゴラン・ヴェイヴォダ
指揮:ベンジャミン・シュワルツ
出演:アリス・ルナヴァン、マチュー・ガニオ
映像監督:ルイーズ・ナルボニ
2021年3月9日・11日 パリ・オペラ座バスティーユにて収録

■公式サイト:https://tohotowa.co.jp/parisopera/
■配給:東宝東和

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